ダヴィンチ画筆 803
水彩用 ロシアリス毛(オーバル)
ロシアリスのオーバルタイプの水彩筆です。平塗りやウォッシュだけでなく線描も得意です。
■ダヴィンチ製 筆用石鹸もご一緒にどうぞ
■ドイツ筆ブランド ダヴィンチ製 筆用石鹸もご一緒にどうぞ(画像をクリックで移動します)
画筆のお手入れ方法絵を描く時に画筆は欠かせない道具です。しかも画筆は私たちの想像以上にデリケート。
使用後などに適切なメンテナンスを行って、いつも快適に使えるように保つことが大切です。
どんなことをすれば良いか、画筆のメンテナンスについてお話しましょう。
画筆のメンテナンスの基本は、使ったあとはすぐに洗い、洗った筆はよく乾かすということです。
また、使う絵具に合わせた方法を工夫することも肝心です。
■油絵具の場合まずは、穂先についた絵具を紙や布でよく拭き取り、油絵用のクリーナーで振り洗います。
クリーナーで顔料は落ちても、乾性油などが残っています。
そこで、穂先のクリーナーをよく拭き取ってから、石鹸とぬるま湯で洗います。
石鹸を十分に洗い流し、布などで水分を拭き取りながら形を整えてよく乾かします。
<ポイント:穂先がベトベトになる理由>クリーナーで十分に洗ったつもりでも、穂先がベトベトしたり、しなやかさがなくなった感じになった経験はありませんか。筆の中に残った油分(乾性油)が重合して固まるからです。クリーナーで筆を洗うと、筆についた絵具の濃度は低くなりますが、完全にはゼロになりません。そこで、筆に残った油分を取り除くために、最後は石鹸で穂先を洗い、流水で洗い流してしまう必要があるのです。
■アクリル絵具の場合<ポイント>アクリル絵具は速乾性で一度穂先が固まると元には戻せません。
ですから、こまめに穂先を洗う必要があります。
油絵具と同じように、穂先についた絵具を拭き取ります。
水やぬるま湯を筆洗器に入れて、十分に振り洗いしたあと、
布などで水分を拭き取りながら形を整えてよく乾かします。
<ポイント>口金部分に絵具が固まると穂先が開いてまとまらなくなったり、毛が切れる原因になります。
特にアクリル絵具などの速乾性の絵具を使用する場合のメンテナンスはこまめにしてください。
それでも、繊細な獣毛などの毛は切れやすくなることをご理解ください。
■水彩絵具の場合<ポイント>穂先についた絵具を拭き取り、水やぬるま湯で穂先をよく振り洗いします。
十分に洗ったら、絵具の残りがないか確かめながら布などで水分を拭き取り、形を整えてよく乾かします。
水彩絵具は水溶性なので石鹸で洗ったりする必要は殆どありません。
特に繊細な獣毛の画筆などは、水だけでよく洗うほうが良いといえます。
■筆の洗いかた効率よく洗う方法は、油絵具もアクリル絵具も水彩絵具も同じです。
まずは絵具をよく拭き取り、最初に絵具を落とす水(クリーナー)
、適度に絵具が落ちてから洗う水(クリーナー)仕上げに洗う水(クリーナー)
の3種類程度用意すればきれいに洗えます。
洗う時には筆洗器の底等に押さえつけず、手で穂先の根元から柔らかく、
絵具が残らないようにやさしく扱いながら洗い流してください。
石鹸で洗うときは?石鹸で洗ったあとは、リンスをしておくと穂先がバサバサになりにくくなります。
ただし、毛を特殊コートするリンスを使うと絵具の含みが悪くなることもあります。
ホルベインの固形クリーナーは、シンプルな石鹸にリンスを配合しているので安心して使用できます
■洗い終わった筆の処置洗い終わった筆は必ず元の形に整えてから風通しの良いところで自然乾燥させてください。
また、穂先を下にして筆を吊るしておくと根元に絵具が溜まりにくく穂先のダメージを予防できます。
画筆はよく乾かした後、風通しの良いところで穂先に癖が付かないように保管してください。
絶対に湿ったまま保管しないでください。